サルシカ隊がいく 第84回 「サルシカ秘密基地計画2」

投稿日: 2009年11月07日(土)22:42

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「3000坪の土地があるんですけど、サルシカで活用してもらえませんか・・・?」
などというトンデモナイ電話からはじまったのがこの話である。
きっかけの詳細は、前回の「サルシカ農園&秘密基地計画」をまずご覧いただきたい。

で、ことのはじまりとかすべてご理解いただいている前提で、今回のお話をスタートするのだ。

「小屋も出来たんで、改めて現地にきませんか」
と、あさお社長に電話をもらったのは10月下旬のことであった。
「しかし、まだ一度もゆっくりとお話もしていないので、ちょっと一杯・・・」
というわけで、さっさと飲む約束が交わされ、1軒のつもりが2軒、3軒とハシゴ酒。
もう二人ともベロンベロンで大騒ぎとなったのである。

その顛末は「隊長ブログ」を参照。

で、それから数日後、ようやく3000坪のサルシカ秘密基地予定地を再訪となったのである。

上の写真を見ていただくとよくわかるだろうが、開墾というかユンボで全面的に掘り起こされている。
これはこれですごい風景だ。

「笹がひどくて、一気にユンボでやっつけた。こうやって根を乾燥させて完全に枯れさせてから整地をするんですよ」
と、あさお社長。

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おおおお、小屋も立派にできあがっているではないか!

屋根や柱を建てるところはいろんな人に手伝ってもらったらしいが、壁や内装はあさお社長がひとりでコツコツつくってきたという。

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あさお社長といっしょに通勤しているワンちゃん。
ひとりで作業をしているあさお社長の心の友でもある(笑)。

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「まあまあ中に入ってくつろいでくださいよ」
あさお社長に導かれて小屋の中に。
おおおお、結構しっかりした内装ではないか。
あさお社長はこの小屋をつくるまで、カナヅチすらほとんど持ったことがなかったのである。
人間やればできるのだ。

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キッチンなどの水周りも完璧です。
が、決定的な問題として水道がここまできていない(笑)ので、水は屋根から雨どいであつめた雨水を利用。
まあ煮沸すれば飲めないことないが、一応飲用禁止なのである(笑)。

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なんと水洗トイレ、シャワーも完備なのである。
しかし、もうひとつ決定的な問題として電気がきていないので発電機を稼動させないと水を送り出すポンプが作動しない。
つまり水周り関連は、発電機を稼動させないとダメなのだ(笑)。

「トイレの度に発電機をつけなきゃいかんのが目下の問題ですよ」
と笑うあさお社長。
まあ、そんな不便を楽しむのもいいもんだ。

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小屋では宿泊もできるようになっていた。
押入れかと思ったら、二段ベッドだった。
まだ誰も泊まったことはないという・・・・。

「オクダさん、どうですか、今晩?」

ワタクシは実験台ですか?(笑)

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小屋の窓からは、ドドーンと3000坪の土地が広がってみえる。
この土地が芝生になったら・・・?
畑になったら・・・?
丸太小屋やティピーが並ぶキャンプ村みたいになったら・・・?
どんなに心落ち着く風景になるだろうか。

想像してるだけでワクワクしてくる。

写真に映りこんでいるのは、同行の隊員(たちかわD)。

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あさお社長は作業に入る。
こうやってユンボに乗り込み、これから整地をしていくのだ。

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あさお社長はこの土地のためにユンボを購入し、なおかつその操縦免許まで取得したのである。

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ぐいぐいとすごい勢いで整地されていく。
整地には果てしない時間がかかるのかと思ったが、そうでもなさそうである。

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「で、これからどのように取り組んでいこうと考えているの?」
あさお社長に問われて、うっ・・・・と答えにつまるワタクシであった。
確かにすぐさまなにかと取り組みたいプロジェクトではあるが、あまりに土地が広すぎるのである。
とてもサルシカ隊だけでは立ち向かえないのだ。
10年、20年と長期戦であれば何とかなるだろうが、そもそも飽きやすい人間が多いサルシカ隊にはあまり向いていないし、そんな悠長なことをしてたら、完成したときに、あさお社長がこの世にいない(笑)。

うーん、どうしましょうねぇ・・・・。
まだまだ答えは見つからないまま、しかし、じわじわと計画は進みそうな気配なのであった。

・・・・つづく。